劇団四季ミュージカル「ライオンキング」が16日、大阪市の大阪四季劇場で上演され、通算公演回数が699回を数え、これまで「オペラ座の怪人」(07~09年)が保持していた関西地区のロングラン記録698回を超え、新記録を達成した。

 通算動員は74万6800人で、公演後には特別カーテンコールを行い、シンバ役で出演した田中彰孝(あきたか)があいさつ。客席からは拍手と歓声があがり、カーテンコールは5回にも及んだ。

 田中は「関西地区での最長ロングラン記録として、新記録の達成でございます。これもひとえに作品を愛し、育んでくださったすべてのお客様の温かいご支援のたまものと、出演者一同心より御礼申し上げます」。同公演は来年7月までの延長が決まっており、「これからも、感動をしっかりとお届けできるよう、1回1回の舞台に心を込めて務めてまいります」と表情を引き締めた。

 同公演の大阪公演は、12年10月28日に開幕し、延長が続き、来年7月末までの上演が決まっている。