タレント小倉優子(31)が20日、自身が手掛けた料理本シリーズ第3弾「毎日おいしいハートおうちごはん」の発売記念イベントを都内で行い、若い世代の主婦や夫婦ら約600人を集めた。

 関係者によると、同シリーズは、第1、2弾で計20万部を売り上げており、95品のレシピを掲載した第3弾は初版5万部を発行。出版不況で「1万部でヒット」とされる中での大ヒット作と位置付けられている。。

 シリーズのコンセプトは、簡単にできる「スピード」、冷蔵庫に作り置きできる「ストック」で、小倉は「たくさんの方に本を買っていただいてうれしいです」と話し、第3弾を笑顔でPRした。「簡単に作れるように(料理の)工程も減らしました。忙しい方でも料理をぱぱっとつくってもらいたいなと思いました。旦那さんともいっぱい試作して、ママ友にも食べていただきました」。

 小倉は現在、2歳の息子を育てる母親で、子育てに忙しい実生活の経験から、レシピが作られている。同シリーズがヒットしている要因について、第3弾を出版する扶桑社の関係者は「本人が実際に作ったレシピで作られており、みなさんが手に入れられる材料で簡単においしい料理がつくれるところ」と説明。30代の主婦も「身近な食材で簡単に料理ができる」と話した。

 「こりん星」発言で話題になったアイドル時代からの小倉ファンが、子育て世代になったこともヒットの要因のようだ。会場を訪れた20代女性は「もともと小倉さんファンだった。結婚して料理をすることになって、ゆうこりんの本を参考にしてみようと思いました」。20代男性は「ブログにアップしている料理と同じ料理が食べられるのがいい」と話した。