歌舞伎俳優中村勘九郎(33)中村七之助(31)が23日、京都市内で、来年4月上旬から5月上旬、東京・浅草寺境内で「平成中村座」公演を行うことを発表した。

 平成中村座を始めた中村勘三郎さんが12年に亡くなって以降、日本での公演はなかったが、3年ぶりに復活することになる。

 勘九郎は「ただただうれしいです。父の精神を受け継ぎとにかく一生懸命やります」、七之助も「兄弟力を合わせ、チーム一丸となって、同じ方向を向いて走り続けたい」と話した。

 演目は、昼の部「双蝶々曲輪日記(ふたつちょうちょうくるわにっき)」「勧進帳」「魚屋宗五郎」、夜の部「妹背山婦女庭訓(いもせやまおんなていきん)」「高杯」「極付幡随長兵衛」。勘九郎の長男七緒八ちゃん(3)が「妹背山-」で、平成中村座に初お目見えする。勘九郎は七緒八ちゃんについて「父(勘三郎さん)に似てきてるんですよ。おととい、衝撃的なことを言ったんです。『僕はすべての女の子が好きだ』と。そこは似ないでほしかったな~」と笑わせた。