俳優堺雅人(37)主演の映画「日輪の遺産」(佐々部清監督、8月27日公開)の完成会見が19日、都内で行われた。GHQのマッカーサー司令官の財宝を隠す密命を下された軍人や、勤労奉仕する少女たちを描いた作品で、20人の少女と芝居した堺は「まっすぐな視線を受けて芝居をするのはかなわないなあと思いました。人間としてもかなわないなあと、おそれおののきながら対峙(たいじ)していました」。思春期に戦争を経験した八千草薫(80)が「思い入れが強すぎて、いろんなことをいや応なしに考えてしまいました」と声を詰まらせる場面もあった。ほかに、福士誠治、原作者の浅田次郎氏が出席。