<日刊スポーツ映画大賞:作品賞、監督賞・新藤兼人(一枚のハガキ)>◇28日◇ホテルニューオータニ
「一枚のハガキ」で作品賞、監督賞に輝いた新藤兼人監督(99)が受賞の喜びを語った。李相日監督から受け取った作品賞の表彰盾をじっと見つめ、花束贈呈で登壇した津川雅彦が敬礼するとニコリと笑顔を見せた。「私が32歳のときに召集を受けまして、実際の兵役についた。私の見た戦争を描いた」。実体験を通した戦争の悲惨さと不条理さを強い憤りを持って訴えた。
日本最年長映画監督の同氏は「これが最後の作品」と話していた。だが、この日は「だんだんと年を取って参りまして限界が来たと思ってますけど、周囲が許せばもう1本、100歳の映画を撮りたいと思っています」と、創作活動の続行を宣言。会場からは大きな拍手が起きた。
また、監督賞の表彰盾は三池崇史監督、花束は柄本明が贈呈した。




