女優吉行和子(78)が、8月の集中豪雨で右足骨折の重傷を負って2カ月間入院していたことが、6日、明らかになった。

 吉行は、この日、俳優宝田明(79)とともに、都内で行われた主演映画「燦燦(さんさん)」(16日公開)の特別試写会に出席した。

 介護の末に最愛の夫を亡くした吉行演じる77歳の主人公が、人生の花道を輝かせてくれるパートナーを探して婚活にいそしむ物語。宝田は、それを見守る亡き夫の親友役だ。熟年男女13組による婚活パーティーも行われ、1組のカップルが誕生。ちなみに吉行、宝田ともに、私生活では離婚を経験している。

 8月の集中豪雨で滑って転び、入院を強いられたという吉行だが、この日は元気いっぱい。「若い人の婚活は先が長いから大変だけど、熟年は『今が楽しければいい』くらいの気持ちで大丈夫、私にも、まだ資格がある。夢を捨てずに、婚活を頑張ります」と笑顔を見せた。

 宝田は「吉行さんは、同世代で同じ息吹の中で戦ってきた戦友みたいなもの。もう1回結婚するなら吉行さんみたいな方がいい」とダンディーにラブコール。すかさず、吉行から「ほんとにねぇ~、役者ってうまいから。別の世界の人がいい」と切り返されていた。