上方演芸の発展に貢献したとして「第12回上方演芸の殿堂入り」に選出された漫才コンビ、ミスワカサ・島ひろし、京唄子・鳳啓助、島田洋之助・今喜多代の表彰式が20日、大阪市中央区のワッハ上方で行われた。

 1994年(平6)に亡くなった鳳さんの代理として、式典には未亡人の小田ハマ子さんが出席。2番目の妻だった京と並び「自分のことのように舞い上がってしまいました」と話した。

 京は「漫才に転向したばかりのころは“役者上がり”といじめられた。漫才時代もあまり賞とも縁がなかったので、まさか殿堂入りなんて。身に余る光栄」と感激。会場となったワッハを、大阪府の橋下徹知事(38)が運営形態見直しの施設に挙げていることに触れ「私も橋下さんに1票入れたけどな、彼はちょっと走りすぎやね。だから敵が増える。ここは、どうか存続して欲しい」と呼びかけた。