巨人二岡智宏内野手(32)と都内のラブホテルに入るなど不倫騒動のため謹慎処分を受けた山本モナ(32)が、高田総統からポスト・インリン様に指名された。プロレスのハッスル・ツアーが11日、東京・後楽園ホールで行われた。モンスター軍対ハッスル軍が抗争を繰り広げる同ツアーでは、メーン終了後に元PRIDE統括本部長・高田延彦(46)の友人で、ハッスルの支配者高田総統の演説が恒例となっている。

 この日も、バルコニーに登場した高田総統は、いきなり切り出した。「洞爺湖サミットの超高級ホテルが五反田の9800円のラブホテルに話題を食われちゃったよ。それにしてもモナちゃん。お前は最高のモンスターじゃ。モンスター軍の全勢力を傾けて、我々に引き入れるからよ」と、モナのハッスル入りを熱望した。

 現在、モンスター軍は厳しい戦いを強いられている。「高田モンスター軍」のNO・2として04年12月に登場したインリン様(インリン・オブ・ジョイトイ)が、5月24日の有明大会で元横綱曙似の息子ボノちゃんに敗れ引退。大きな戦力ダウンを余儀なくされた。そこでインリン様にも負けず劣らぬ強烈なフェロモンを発するモナに白羽の矢が立てられた。モナは騒動発覚以来、すべてのラジオ・テレビ番組出演を自粛中。謹慎明けの時期は未定で、今後については事態が落ち着いてから検討される。

 それでも、ハッスルには過去に狂言師和泉元彌(34)ら多くのタレントが参戦している。不倫騒動をかき回すような復帰構想でも、高田総統は本気のはずだ。