柳楽優弥自殺未遂か親と口論薬100錠飲む
俳優柳楽(やぎら)優弥(18)が29日午前2時半ごろ、東京都品川区の自宅マンションで、薬物を大量に服用し、近くの病院に搬送されていたことが分かった。急性薬物中毒の症状で、命に別条はないという。関係者によると、家族と口論になり近くにあった薬物を一気に服用したとみられ、自殺未遂の可能性もある。柳楽は14歳だった04年、映画「誰も知らない」でカンヌ国際映画祭の男優賞を史上最年少で受賞して一躍有名になったが、今年に入ってからは体調を崩し、仕事はほとんどしていなかった。
関係者によると、柳楽は29日未明、東京・品川区内の自宅マンションで、一緒に暮らす家族と口論となり、その反動からか、自宅にあった風邪薬とみられる薬物を一気に飲んでしまったという。大量に服用したことに驚いた家族が119番通報した。口論の内容など詳細は明らかになっていないが、衝動的に薬物を服用し、自殺未遂の可能性がある。
東京消防庁は「午前2時21分に通報があり、救急車を出動した。18歳の男性が急性薬物中毒だった。レベルは中等症」と説明した。一部では、百数十錠の薬を服用し、一時は重体だったと報じられた。ただ、現在は入院か、精密検査を受けるレベルとされ、命に別条はないようだ。
柳楽のブログによると、ここ最近は体調が思わしくなかったようだ。16日のブログには「ここ1年間でおれ、体調を崩しちゃってました。露出が前より減ったのも、その影響があるんだ」。さらに「ちょっと一瞬ヘタレになったけど今のおれは軽く最強だからよろしく! 人は苦労したり どん底みたりすると、最強になるわ」などと、最近の心境を記していた。
カンヌ国際映画祭で男優賞を受賞して一躍時の人になった柳楽だったが、今年に入ってからは、あまり仕事をこなしていなかった。関係者によると、CM撮影などの単発的な仕事をこなす以外は基本的にオフだったという。6月6日付の公式ホームページでは、米ロサンゼルスに1カ月滞在していたことを明かし、ロス滞在中の元気な姿もアップしていた。
04年の映画「誰も知らない」以後、年に1、2本ペースで映画に出演し、すべての作品で主演を務めてきた。だが、昨年9月公開の主演映画「包帯クラブ」の興行成績はふるわなかったという。結果的に、この作品以降は、映画もドラマの仕事もなかった。
とはいえ、柳楽は今春、高校を卒業したばかり。仕事に専念できる環境が整い、いい作品との出会いを待ち焦がれていたようだ。ブログも、いつも映画の話題ばかり。映画が大好きで、仕事をずっと続けていたいという気持ちが伝わってくるが、現実的には、積極的に仕事をこなす状態にはならなかったようだ。
所属事務所は「状況を確認中です」とだけコメント。詳しい状況や原因などは明かしていない。同じマンションの住人は「夜中なので、救急車もサイレンを鳴らさずに来たようだから知らなかった」。「柳楽とは生活時間帯も違うため、よく分からない」と、今回の騒動を知らない住民も少なくなかった。
[2008年8月30日8時57分 紙面から]
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