「吟じます!」と、エロ話を詩吟に乗せ「あると思います」で締めるネタで人気のお笑い芸人、天津木村(32)が15日、都内で「天津木村のエロ詩吟、吟じます。」(河出書房新社)の発売イベントを行った。

 エロ詩吟が大きくブレークしたのは、昨年、関西ローカルで放送された「オールザッツ漫才」がきっかけ。深夜放送にもかかわらず、「不適切な表現がありました」と、お断りのテロップが出てしまった。

 本は、エロ度がちょっとソフトな「中2男子の悲哀」から、実際にお断りテロップを出してしまったネタも含まれる「放送禁止になった男の悲哀」など5章に分かれている。

 この日は、いくつかのエロレベルのネタを披露した。いきなり「様子うかがいで」と吟じたのは「あこがれていたカーセックスをしようとするけど~

 車が狭すぎて

 どの体位もうまくいかない~」。取材陣はシーンとなったが「今年の年頭にワゴンRを買う目標を立てました。シートがフラットになるといい」と、エロくたたみかけ笑わせた。

 本人も詩吟の師範代の資格を持ち、父も師範。本を出すことについて「おやじはタイトルを聞いてがっかりしてました。絶縁の可能性も出てきました。流派の名前がばれるとおやじも僕も破門されます」。

 意外にも女性ファンが多いことが強みで、イベント参加者も半分は女性。女性記者も多く、即興で「本のタイトルにエロっていう言葉が入ってるにもかかわらず~

 女性の記者さんがこんなに来てくれたら~

 何だか今日はイケそうな気がする~」と吟じた。

 本が売れる可能性、第2弾、第3弾の可能性、あると思います。