三味線漫談の玉川スミ(88)が10月31日、米寿祝いと芸能生活85周年の記念公演を東京・浅草演芸ホールで行った。浪曲師の父のもと3歳で初舞台を踏んだ後、少女歌舞伎や少女劇団、浪曲、漫才、民謡、三味線漫談と多ジャンルで芸を磨いてきた。

 この日は午前11時40分開演の3時間以上前から並ぶファンもおり、場内は立ち見も出て超満員。高座に上がった玉川は「よく来てくれたね」と感慨深げに語りかけ、新内流しに口上、新作の自叙伝浪曲、扇子120本を使っての舞踊「松づくし」、三味線漫談とフル出演。12月1日から10日間、国立演芸場で「85周年記念公演」を行うことも決まった。心臓に持病を抱え、今年3月には肝臓がんも見つかったが「舞台で死ねたら、芸人の本望。来なきゃぶつよ」と威勢は良かった。