俳優生田斗真(24)がフジテレビ系「魔女裁判」(4月25日スタート、土曜午後11時10分)で連続ドラマ初単独主演することが10日、分かった。同作品は、今年5月21日から始まる裁判員制度がテーマ。裁判員に選ばれたことをきっかけに事件に巻き込まれていくフリーターの青年を演じるサスペンス。生田は07年にフジ「花ざかりの君たちへ~イケメン♂パラダイス~」でブレーク。昨年はTBS「魔王」で大野智とダブル主演。現在はフジの月9「ヴォイス」に出演中だ。若手実力派が難テーマに真正面から取り組む。

 裁判員に選ばれたことから幸せな家庭生活が一変、事件に巻き込まれるのは初の主婦役の加藤あい(26)。生田の恋人で駆け出しの新聞記者にNHK朝のテレビ小説「どんど晴れ」のヒロイン比嘉愛未(22)。巨額遺産をめぐる殺人事件で有罪確実と思われながら、裁判員の評が無罪へと翻る「魔女」と呼ばれる被告を石田ゆり子(39)が演じる。

 生田は裁判を傍聴するなど、今月末のクランクインに向け、すでに役作りに取り組んでいる。「裁判員制度は実際に5月から始まるので、社会的な反応も大きいと思う。義務感とか、責任感とか、すごく身の締まる思いです。たくさんの人に興味を持ってもらえれば」。関卓也プロデューサーは「裁判員制度が暮らしの一部になったとき、私たちの生活や考え方はどう変わるのか。このドラマを通して楽しみ、考えていただきたい」と話している。

 [2009年3月11日7時59分

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