AKB48が、100人で紅白歌合戦のステージに立つ計画が進められていることが16日、分かった。07年以来2度目の出場だが、2年前に43人で出場して「1グループ最多人数出場」の紅白記録を2倍以上の数で更新する計画だ。同番組の石原真チーフプロデューサーは「神出鬼没で、どんな形態にも自在に変化できるAKB48は、今年の目玉アーティストの1つ。演出側としては、いろんな歌い方を考えている。100人超え?

 それもおもしろいと思っています」とこのマル秘作戦を認めた。

 AKB48は16日現在、名古屋のSKEや研究生も含めて133人の人数を誇る。石原氏は「民放の歌番組では、選抜メンバー10人程度。その形でもいいけど、紅白にしかできない全メンバーとか、スペース的に舞台に上がれるだけ上がってもらう方がいいでしょ」とも話している。また、制作現場のNHK関係者は「AKB48での仕掛けは団体でしかできないものを用意する。ヒット曲も多く何でもできる」と、女子高の体育祭でのマスゲームや、NHKホールの観客を巻き込んだウエーブ、映画「フラッシュダンス」のダンスシーンのような盛大なパフォーマンスを示唆した。

 メンバーの大島優子(21)は「一昨年は『アキバ組』として、中川翔子さんとリア・ディゾンさんと一緒でしたが今回は単独で出場ですから、私たちの魅力を全部出したい」。高橋みなみ(18)は「一昨年の初出場の喜びと去年の落ちた悔しさ。両方知って出る今回は、成長した姿をお見せします」。小嶋陽菜(21)は「私たちは大人数だから応援団としても活躍できますよ」とやる気満々だ。AKB48関係者は「未成年が多いため、100人超えのためには、トップバッターなどの早い時間での出場に備えたい」と話した。

 [2009年12月17日8時14分

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