プロ初勝利から一夜明けた日本ハム斎藤佑樹投手(22)に、新たなステータスが加わった。17日にテレビ朝日系列のHTB(北海道テレビ放送)で生中継されたロッテ戦の平均視聴率が、北海道内の日本ハム中継の中で歴代1位の29・4%を記録した。日本シリーズやクライマックスシリーズ(CS)を除くレギュラーシーズンの中継で、ナイターを含めてもトップ。関東地区では7・2%だったが、北海道では注目度の高さを改めて証明。斎藤は「それだけ見てくれているのはうれしい」と驚きながら感謝した。

 これまでの歴代1位は、09年の開幕戦、日本ハム-楽天戦だった。この年は、開幕前に行われたWBCで活躍したダルビッシュと岩隈の注目対決。このときが27・3%で、2・1ポイント上回った。瞬間最高も37・0%を記録したHTBの橋本編成部長は「斎藤選手が登板したことはもちろん、生中継前に応援番組を放送して、盛り上げられた」とコメントした。

 この日は神戸へ移動した。「昨日は4失点もしたし、内容もパっとしなかった。2勝目は自分の投球で勝ったと言われたい」。次の先発予定は24日の楽天戦(ほっともっと神戸)。次は自分の投球でチームを勝利に導く。【木下大輔】