劇作家の故つかこうへい氏の長女で宝塚歌劇団出身の女優愛原実花(26)が放送中のNHK大河ドラマ「平清盛」に出演することが26日、分かった。松田翔太ふんする後白河天皇の姉の統子(むねこ)内親王役を演じるもので、テレビ初出演が大河ドラマとなる。

 統子内親王は鳥羽上皇(三上博史)と中宮藤原璋子(檀れい)との間に生まれ、後白河天皇とは仲のいい姉弟として知られる。後白河の准母として生母と同じ扱いを受け、大きな影響を与えたという。並ぶもののない美貌の持ち主で、彼女のもとには平家や源氏の人間、歌人など文化人も数多く訪れたという重要な役柄となる。

 宝塚歌劇団で娘役トップスターとして活躍。一昨年に退団後は昨年8月の舞台で女優復帰し、今月はミュージカル「ラ・カージュ・オ・フォール」に出演。愛原は「初めての映像出演が大河ドラマで大変光栄に思っています。出演者の皆さまもすばらしい方々ですので、学びながら精いっぱい演じたいと思います」と話す。本格的出演は4月放送予定の第16話からだが、一足早く第9話にもせりふなしで登場場面がある。平安時代の女性役とあって、まゆをそって臨んだという。

 昨年10月、舞台共演した歌舞伎俳優片岡愛之助(39)との真剣交際が明らかになっている。今月中旬に一部に破局報道もあったが、愛原はこの件についてはコメントしていない。また、愛之助は最近も「ラ・カージュ・オ・フォール」を観劇しており、2人の交際は順調に続いているようだ。愛原が、時代ものをよく知る愛之助からアドバイスを受けることもありそうだ。