大衆演劇俳優早乙女太一(21)とモデル西山茉希(27)が同居生活を解消していたことが、20日までに分かった。事実上の破局とみられる。2人は約1年前に熱愛が発覚。しかし、昨年5月に早乙女が路上で西山に暴力をふるったことが明らかになった。仲直りもしたが、けんかは絶えず、我慢を続けていた西山の心が離れていったとみられる。一方で早乙女は西山に未練を残しているとの見方もある。

 交際発覚から約1年。注目されてきたカップルの熱愛には、事実上ピリオドが打たれていたようだ。テレビ関係者によると、2人は、交際開始間もなく始めた同居を昨年末ごろに解消したという。「当初は年下の早乙女との将来を真剣に考えていた西山ですが、早乙女の暴力や、強い束縛などが続き、完全に心が離れたようです。かなり耐えたようですが、限界だったのでしょう」と同関係者は話している。

 「流し目王子」と呼ばれる早乙女と、人気モデルで、タレントとしても活動する西山の交際は昨年2月、発覚した。11年に友人の紹介で知り合ったとみられ、昨年2月5日には、滞在先ハワイからツーショットで帰国し、成田空港では取材陣の前を手をつないで歩いた。早乙女は同月7日にブログで「深く愛してます」と記した熱愛ぶりだった。

 しかし、同5月には、一部週刊誌が都内路上で、早乙女が西山に暴力を加える様子を「メッタ打ちDV」と報じた。早乙女が会見を開き、つかみ合いになって西山が路上に倒れたことなどを認めて釈明し、交際継続を強調するという異例の展開になった。

 西山は同8月31日、出演舞台公演前の会見で、関係について「ケンカして仲直りをして…を繰り返している幼い私たちです」と説明した。早乙女が同9月、公演中に左かかとを骨折した後も、献身的にサポートしていたとみられる。その後、年末にかけ、気持ちが離れていったようだ。

 一方、早乙女は今月9日、都内で主演舞台公演後に会見した際、交際は順調と主張し、一般論としながらも結婚時期については「いつでも大丈夫です」と話していた。この発言は、早乙女に未練が残っている証しとも受け取られ、「まだどうなるか分からない」と話す関係者もいる。一方では「西山には修復の意思は皆無」と指摘する声もある。2人に詳しい演劇関係者は「今後、予断を許さない要素もあります。とはいえ昨年5月に暴力問題が報じられたこともあってか、早乙女のファンは減っており、親が運営する所属劇団の収益も厳しいようです。周囲も破局を望む声が強いです」と指摘している。