3人組ユニット、TM

 NETWORKが20日、さいたまスーパーアリーナでライブを行い、ボーカル宇都宮隆(55)が膵臓(すいぞう)腫瘍摘出後初めてファンの前に姿を見せた。

 3曲目の「BEYOND

 THE

 TIME」のイントロが流れると同時に、ステージ下から登場。手術前よりも若干、頬がこけており、闘病の影響を感じさせたが、力強い歌声を披露した。「Be

 Together」歌唱中に「ただいまで~す!」と絶叫し、総立ちのファン1万2000人から「ウツ~!

 おかえり~!」「頑張って~!」などと大歓声を浴びた。

 今年3月に腫瘍が発見され、4月上旬に手術を受けた。5月に行う予定だった同所での公演を延期し、治療に専念。この日も体調を考慮し、関係者と協議の上で曲数も「GET

 WILD」など13曲に制限した。終演後、小室哲哉(54)は「ライブ延期は難しい決断でしたが、ウツのためにもみなさんのためにもよい結果だったと思ってます。来年4月に30周年を迎えますが、まだゲームオーバーではないですよ」と話した。