歌舞伎俳優市川猿翁(73)が30日、京都・南座で初日を迎えた「吉例顔見世興行

 2代目市川猿翁・4代目市川猿之助・9代目市川中車襲名披露」(12月26日まで)の口上に出演し、5カ月ぶりに舞台に上がった。坂田藤十郎(81)猿之助(38)中車(47)と並んだ猿翁は、口上のあいさつを猿之助に「いずれ様にも、ごあいさつがかない、誠にうれしく思いまする」と代読させ、自身は両手を広げ、場内に感謝の意を表現。それでも、口上の締めには自ら声を発し「隅から隅までずずいーと、請い願いあげ奉りまする」とあいさつした。