11日に離婚を発表したばかりの形成外科医のタレント西川史子(42)が12日、TBS系「サンデー・ジャポン」に生出演して心境を語った。10年2月に結婚した元葛飾区議で会社役員の福本亜細亜氏(39)と11日に離婚した。離婚は自分から切り出したといい、結婚当初からすれ違いも感じていたと真相を告白。家庭内の話を出演番組で話していたことも夫にとって負担だったようだとも明かした。

 西川は真っ白な衣装で登場し、目を潤ませながら「離婚は私が言いました」と明かした。約1年前から離婚を考え始め、昨年11月からの別居も切り出したのは自分だという。福本氏は「外に出ていく仕事なので君は家にいていいよ」と言って家を出たという。

 結婚当初から夫婦間に気持ちのズレがあったようだ。テリー伊藤から「いつから?」と聞かれると「最初から。私がきついんですかね。(夫から)『ばかだな』『ダメだな』と言われるのが夢で、それがかなわなかった。守ってあげたいという女性になれなかったんだと思う」と答えた。

 離婚の原因は自分の結婚観を押し付けたことだと分析した。「理想の家庭像を私が強く持っていた。そこが違うと怒ってしまう。父親、母親が(一緒に)ご飯を食べるのが当たり前と思った。旅行も何回も行くとか…」。互いに浮気はないことを強調しつつ「私がいけなかった」と繰り返し、責任は自分にあると話した。

 自分のタレント業も影響したとした。番組やイベントなどで結婚生活をネタにしたことなどが夫にとって重圧になったのでは、とも語った。「私が番組で『出て行っちゃった』と言うと、彼のところに何年も連絡がない友達とか、何件も電話が来て苦しめちゃった。私が医者だけをやっていたら(離婚は)起きなかった」。

 これまで芸能人のゴシップに対して、言いたい放題だった一面もあったが「価値観も性格も一致してない。最初からみんなそう。夫婦間は言えないことがいっぱいあるんだなって。皆さん、ごめんなさい」と夫婦間の微妙な問題を身をもって知ったこともあり、これまでの「毒舌」をわびた。それでも今後のタレント活動について聞かれると「離婚キャラでいきます」と答えるなど商魂のたくましさは失っていなかった。<西川が出演番組などで明かした結婚生活>

 ▼09年4月

 交際スタートから9カ月後、結婚について「人生は長いので失敗しないように」。

 ▼同7月

 婚約を発表して以前まで結婚の条件としてきた「年収4000万円以上」を撤回。「お金じゃない。愛です。つまらない女になってしまった」。

 ▼10年1月

 旅行で大げんかしたことを告白。「マリッジブルーでした」。

 ▼同2月

 都内で挙式。披露宴では号泣しながら「(周囲が)別れると思っているのでその期待を裏切りたい」。

 ▼11年6月

 イベントで「夫婦関係はアツアツではない。夫婦円満のハウツー本を読んでいます」。

 ▼13年1月

 TBS系「サンデージャポン」で泣きながら「(夫が家を)昨日出ていっちゃったんです」と告白。関西テレビ「ハピくるっ!」で夫が戻ってきたことを報告。ゴミの分別が原因だったという。

 ▼14年1月

 「サンジャポ」で「寂しい正月で(焼きそばの)ペヤングを食べた」。