フジテレビの亀山千広社長は11日の定例会見で、6月27日付で全社員約1500人の3分の2に当たる約1000人を異動させたことを明らかにした。開局以来となる最大級の異動で「一にも二にも社内の活性化と視聴率の奪還のため」と説明した。編成部員を減らして機動力を強化し、制作現場に経験豊富な人材を充てるなどしたという。異動は、組織改編により部署名が変更した人も含む。同局は近年視聴率が低迷し、日本テレビとテレビ朝日の後塵(こうじん)を拝している。亀山社長は「正直、じくじたる思い。指導力を発揮できていない」と自身の責任を認めた。