洋画の字幕スーパーで知られる翻訳家の戸田奈津子さん(78)が左目の視力を失っていたことが9日、分かった。約20年前に、網膜の中心にある黄斑に異常が生じて、視界がゆがんだり、暗くなる「加齢黄斑変性」と診断され、以降仕事は右目を使って続けていたという。
戸田さんによると、8年前から症状が進み、現在は「左目だけで見ると焦点にしているところが見えない」としている。一方で「もう20年も付き合っている病気。楽しいから始めた仕事だし、今後もペースを変えず続けていきたい」と話している。
戸田さんは、「タイタニック」「インディ・ジョーンズ」シリーズなど1000本以上の作品に字幕を付け、ハリウッドスターの信頼も厚く、ブラッド・ピット、レオナルド・ディカプリオ、シルベスター・スタローンら、ほとんどのトップスターが必ず通訳に指名する。今年6月にトム・クルーズ(52)が来日した際にも通訳に付いた。




