仮釈放中の旧ライブドア元社長、堀江貴文氏(40)がツイッターで「声優って実際そんなにスキルいるんかえ?」などとつぶやき、ネット上で波紋を呼んでいることが17日、分かった。

 堀江氏は、評論家の岡田斗司夫氏(54)とアニメ制作をプロジェクト中で、「1万円程度出資をした人から声優オーディションに参加できるような方式を考えている」と公言。これを受け、アニメ制作関係者と思われる人物が、堀江氏に対して批判的なツイートをしたところ、堀江氏が「声優って実際そんなにスキルいるんかえ?」「実際売れてるタレントさんには常に声優のオファーはあるんだよね。俺にすらあるから」など返信したところ、有名声優が反応を示した。

 アニメ「ふたりはプリキュアSplash

 Star」などで主演を務めた榎本温子(33)が「匠(たくみ)の世界だよ」とツイート。アニメ「新世紀エヴァンゲリオン」の碇シンジ役の緒方恵美(48)も「本当の意味で『いのちを注げる声優』は、プロと言われる人の中でも、限られている」などとツイート。ネット上ではアニメファンらが「スキルは必要。声優次第で良作にも駄作にもなる」「最近は、スキルのない声優が多いから言われるんだ」などと議論がヒートアップしている。

 一方で、「(堀江氏が)アニメを宣伝するための自作自演の炎上マーケティングなのでは」と冷めた見方もある。堀江氏は現在、シンガポールに滞在中といい、今後の発言が注目される。