日本アイスホッケー連盟の次期会長の最有力候補だった元駐ブルガリア大使の竹田恒治氏が、役員改選をめぐる同連盟内の混乱を理由に就任を辞退したことが18日、分かった。奥住恒二現会長が明らかにした。

 同連盟では次期会長候補を竹田氏に一本化した上で、役員推薦委員会が新役員案を9月の評議員会に推薦した。

 ところが役員推薦委とは意見の異なる勢力が独自の役員案を提出。竹田氏を含む新理事18人を選出したが、選考過程をめぐって双方が対立し、次期会長らを決める理事会が開けない事態に陥っている。

 奥住会長は「当分は現体制で全力を尽くし、連盟運営に影響がないようにしたい」と語った。