リオ五輪でできた新交通に乗ってみた。イパネマ以西に新整備された地下鉄の車内は明るく、清潔感があり安全だった。しかし、地下鉄だけではバーハ地区の五輪パークには行けない。BRT(バス高速輸送システム)への乗り換えが必要となる。なぜ地下鉄を五輪パークにまで延ばす計画にしなかったのかが不思議だ。地下鉄の予算も約1630億円から、約3170億円にまで膨れたというから、五輪パークまで延ばすことは厳しかったはずだ。BRTも快適だが五輪用に台数が無数にある。地元住民は「五輪が終わったら絶対に余る」と心配していた。

 最後に、聖火について。五輪スタジアムにはなく、街中に設置された。新国立も大会期間中、外に設置する検討をしているが、やはり聖火は、メイン競技場に設置した方が、五輪らしさは出ると感じた。