リオデジャネイロ五輪の閉会式で、2020年大会の開催都市である東京に引き継がれた五輪旗が24日、都庁に到着した。都は五輪開催の機運を高めるためレプリカを作製し、都内や東日本大震災の被災地でお披露目する考え。「フラッグツアー」として、近く正式に発表する。

 五輪旗は縦100センチ、横150センチ。リオ五輪閉会式で、リオ市のパエス市長から国際オリンピック委員会(IOC)のバッハ会長を経て、小池百合子知事に手渡された。24日午前、小池知事とともに羽田空港に到着後、都庁に運ばれた。

 都によると、五輪旗は今後、知事室で厳重に保管される。レプリカは、都内の区市町村の庁舎やイベントなどで披露されるほか、岩手、宮城、福島の3県などでも公開する計画だ。

 小池知事はこの日、羽田空港での五輪旗の歓迎式で「素晴らしい大会になるよう、旗を象徴として機運を盛り上げたい」と意気込みを語った。

 知事は9月19日朝(現地時間18日夜)に開かれるリオデジャネイロ・パラリンピック閉会式で、パラリンピック旗も引き継ぐ予定。(共同)