男女合わせて12個のメダルを獲得した柔道日本代表が15日、成田空港着の航空機で凱旋帰国した。

 6階級すべてでメダルを獲得した男子の井上康生監督(38)は「最高のメンバー。これ以上の言葉はありません」と選手に感謝した。

 ロンドン五輪で男子の金メダルゼロから立て直しに成功。その要因を「選手にやるんだという自立心が芽生え、考えて畳に上がった」と振り返った。また選手の畳の外での成長も振り返り、「試合後もウォーミングアップの会場を掃除していた」「負けた後も、次の選手を応援していた」などと具体例を挙げた。

 今回の功績で、4年後の東京五輪までの続投も期待されるが、「こればかりは分かりません。4年間で出し切った部分がありますが、柔道界に少しでも貢献できるようにしたい」と話した。

 空港にはテレビカメラ10台以上、報道陣80人、ファン約400人が集まった。