競泳女子の渡部香生子(JSS立石)が14日、リオデジャネイロ五輪に向けたスペインのグラナダでの高地合宿を報道陣に公開し「体調を崩すこともなく、いい状態で練習できている」と明るい表情で語った。

 6月1日に日本を離れ、本番直前まで欧州で調整を続ける。200メートル平泳ぎで世界選手権を制した昨年に続く長期の海外遠征に「水泳以外にやることがないので、集中できている」と前向きだ。

 今季はいまひとつタイムが伸びていないが、最近は泳ぎの感覚が上向いているという。「昨年のような前に進む感じが戻ってきた」と手応えを口にした。