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クワイエット松元省師に贈るV/平安S

平安Sを制したクワイエットデイ(左)。2着メイショウトウコン(右)
平安Sを制したクワイエットデイ(左)。2着メイショウトウコン(右)

<平安S>◇27日=京都◇G3◇ダート1800メートル◇4歳上◇出走16頭

 8歳馬クワイエットデイ(牡、栗東・松元省)が好位キープから直線で鋭く伸び、昨年の覇者メイショウトウコンを首差抑えて重賞2勝目を飾った。今年2月いっぱいで勇退する松元省一師(68)にとっては、重賞23勝目&G1出走権という最高の贈り物。この日の勝利で、2月24日東京のフェブラリーS(G1、ダート1600メートル)への視界が大きく開けた。

 2月末で勇退を決めている松元省師は戦前、角田騎手に「好きなように乗ってこい」とゲキを飛ばしていた。当日はトウカイトリックが出走したAJCCの中山にも、クワイエットデイが走る平安Sの京都にも顔を出さず、陰で愛馬の殊勲を見届けた。スタートしてから1分51秒後。8歳馬が先頭でゴールを駆け抜けた。「スティルインラブが桜花賞(03年)を勝った時に、もう辞めてもいいと思った」と言う同師に、思わぬ吉報が届いた。

 角田は馬の癖を見抜いて、完ぺきに騎乗した。「好走する条件は、内ラチを走れる枠と、雨や雪で湿った馬場。そして休養明け1、2走目。特に最近は高齢なので馬体がリフレッシュした直後がいい。今回はすべての条件を満たしていた。理想的な位置取りで競馬ができたね」。

 ゲートで頭を下げる悪癖があり、角田がたまらずゲートの前に転がり落ちるハプニングこそあったが、レースが始まれば歴戦の古馬。内々の4、5番手をキープし、3角では3番手集団に進出。早めに抜け出すとソラを使うので、後方集団が迫るまで追い出しを我慢した。そのタメが利き、外から迫るメイショウトウコンを首差封じた。

 今後フェブラリーSへ駒を進めるかについて、吉田勝己オーナーは「調教師と相談してから」と明言を避けた。角田は「まだまだ元気。今回のように条件が向けばチャンスはあると思う。次は馬より先にゲートを出ないように気をつけるよ」と、笑いながらG1挑戦へ太鼓判を押した。フェブラリーSは、松元省師が勇退する直前の2月24日に東京で行なわれる。今回が同師への最後の美酒、と書くのは、まだ早い。【鎌田優】

[2008年1月28日8時15分 紙面から]

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