女子W杯カナダ大会で、2大会連続で準決勝に進出した、なでしこジャパンは28日(日本時間29日)、カナダ・エドモントン市内で約1時間、練習した。前日の準々決勝オーストラリア戦に先発した11人は宿舎内で調整したが、決勝ゴールを決めたFW岩渕真奈(22=Bミュンヘン)、MF澤穂希(36=INAC神戸)ら11人が参加し、パスゲームなどで汗を流した。

 ミニゲームではFW菅沢優衣香(24=千葉)がMF永里亜紗乃(26=ポツダム)と競り合った際に右足首を痛めるアクシデントがあり、練習を中止してアイシングを行った。佐々木則夫監督(57)は「軽い捻挫じゃないですか」と話し、大事には至らない見込みだが、昨季なでしこリーグ得点女王は貴重な得点源でもある。来月1日(同2日)の準決勝イングランド戦(エドモントン・コモンウェルススタジアム)に向けて、回復状況が懸念される。