持ち味が詰まったミドルシュートでネットを揺らした。
名古屋グランパスは、MF稲垣祥の先制ゴールで主導権を握り、G大阪との上位対決に競り勝った。勝ち点、得失点差で並んだ神戸を総得点で上回り、西の首位に浮上。「この試合の大切さや重みは全員が分かっていた。決められて良かった」と安堵(あんど)した。
前半8分、ペナルティーエリア前に走り込み、左サイドの中山からのパスを呼び込んだ。「スピードがあるいいグラウンダーのパスが来た。ミートだけ意識した」。右足で合わせ、糸を引くような弾道でゴールを射抜いた。連戦の中、3日の長崎戦から先発10人を入れ替え、2試合続けて勝ち点3を獲得。頼れる主将は「チーム全員で流れをつくりあげている」とうなずいた。
これで特別大会優勝も視界に入ってきた。34歳のMFは「目指すのはトップだが、地に足をつけて1試合ずつ戦っていきたい」と静かに闘志を燃やした。



