日本初のワールドカップ(W杯)5大会連続出場を目指す東京のDF長友佑都(39)が、約2カ月ぶりに実戦復帰した。

ホーム千葉戦の後半25分から途中出場。3月14日の水戸戦で負った右ハムストリング肉離れによる離脱から9試合ぶりにピッチに立った。6月11日に開幕するW杯北中米大会の日本代表メンバー発表が15日に迫る中、土壇場で回復。チームは0-3で敗れたものの、ベテランはカムバックを遂げた。

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“鉄人”が帰ってきた。後半25分、長友がピッチ脇に立つ。右足、左足。そして太もも裏を伸ばし、負傷部位の感触を確かめた。ピッチに入ると大歓声が起き、左手を挙げて応えた。「想定以上に早い復帰ができた」と喜びをかみしめた。

5度目のW杯へ暗雲が漂っていた。3月の水戸戦。ボールを追いかけた際、脚を押さえて座り込んだ。大舞台の開幕まで3カ月を切る中、痛手を負った。それでもベテランは冷静だった。欧州の一流選手を参考に歩き方から見直した。「焦りはなかった。根拠はないけど、自信は揺らがなかった」と淡々とリハビリに励み、復活への道を歩んだ。

53日ぶりの実戦。タックルを振り切り、代名詞の左足クロスを上げる場面もあった。「思っていた以上にやれた。脚は問題ない」と振り返った。ただ、交代から3分後に、こぼれ球に反応できず失点。「責任は感じる」と悔やんだが「けがなく復帰できたのはポジティブ。ここから上がる一方なので」と自信を見せた。

メンバー発表は9日後。その前に10日の東京V戦に臨む。「やるべきことをやってきたので、あとは発表を待つだけ。東京ダービーに勝ってから、W杯を語りたい」。日本人の最多出場は自身の4回。5度目の「長友佑都」が呼ばれる時を静かに待つ。【飯岡大暉】

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