母国にキリン杯制覇を阻まれたハリルホジッチ監督は「負けたら病気になると言ってきたが、私は病気になってしまった」。独特の言い回しで敗戦を振り返った。どうしても、結果が受け入れられなかった。

 国内組で臨んだ昨夏の東アジア杯・北朝鮮戦以来の敗北は、海外組も参加した代表戦でのハリルジャパン初黒星。日本代表として20年ぶりの国際Aマッチ6連勝も逃した。

 先制しながら、わずか1分20秒で同点とされた稚拙な試合運びに「我々のチームは、ばか正直だ」と繰り返した。「(直接)FKをもらいにいかないといけない。もっとずる賢く」とも注文。正直者がばかを見たのなら報われない。

 先発11人の平均身長で約10センチも劣る相手との競り合いに負け続けたことで「大きな選手を探しにいかないといけないのかな」。その捜索は難航しそうだが、特に国内組のフィジカル面の問題に頭を抱えている。

 「何人かの選手は頭の中がバカンスだったのかもしれない。集中力を欠いていた。(大勝した)ブルガリア戦から、現実に引き戻された」。9月開幕のW杯アジア最終予選へ、大きな課題を突き付けられた。【八反誠】