女子サッカー苦難の歴史を乗り越えた末につかんだ「なでしこジャパン」の栄冠に、代表のOGたちは感慨もひとしおだ。1996年アトランタ五輪などに出場し、代表29点をマークした大竹七未さんは「世界一という響き、信じられない思いです」と喜んだ。

 女子の歴史は浅く、代表が初めて編成された81年当初は遠征費の半分は自己負担。不況で国内リーグの多くのクラブが撤退した時期もあった。91年と95年のW杯(当時世界選手権)に出場した元代表主将で日テレの野田朱美監督は、クラブを通じ「多くの女子選手が積み上げてきたものを結果につなげてくれた後輩たちを誇りに思う」とコメントした。

 大舞台で強国のドイツやスウェーデンを破り、米国とのPK戦も制した。大竹さんは「絆の深いチームだと思う」とチームワークを勝因に挙げ、今回の快進撃で「底辺が広がれば」と日本女子の普及や発展を期待した。