なでしこジャパンのMF沢穂希(32=INAC)が、「世界の王貞治」に肩を並べた。用具契約を結んでいるアディダスのドイツ本社(バイエルン州ヘルツォーゲンアウラハ)が、W杯優勝と大会MVP、得点王の偉業をたたえ、沢が決勝戦で使用したスパイクとユニホームを同社の記念館に展示することが22日、決まった。日本のスポーツ選手では、世界記録の756号本塁打を放った時のスパイクが展示されているプロ野球の王貞治氏(71=現ソフトバンク球団会長)に次ぐ2人目となった。
日本のサッカー史に新たな1ページを刻んだMF沢が、世界のスポーツ史に名前を残した偉大なスーパースターたちの仲間入りをする。W杯決勝の米国戦で着用したスパイクとユニホームが、ドイツのアディダス本社にある「アディダス・ヒーローズ・コレクション」と呼ばれる記念館に展示されることが決まった。
同社と契約する歴代アスリートの功績をたたえた記念館で、サッカー界では元ドイツ代表のベッケンバウアー氏、元フランス代表MFのジダン氏や、元イングランド代表のベッカムらの用具が展示されている。他競技ではプロボクシング元世界ヘビー級王者のムハマド・アリ氏のリングシューズや、女子テニスの元世界1位グラフさんのシューズなどが並んでいる。
日本のスポーツ選手では、756号本塁打の世界記録を達成した時に着用していたスパイクが展示されている王貞治氏に続く2人目。W杯優勝後の同社のヘルベルト・ハイガー社長の「ぜひ、日本代表の沢さんの偉業を飾らせてほしい」という一言で決まった。スパイクの爪先とかかと部分には沢自身がサインをし、ユニホームには釜本氏の記録を更新した日本代表歴代最多ゴール数の「80
Goals
Champion!!」と書かれている。
一方、アディダスジャパン社では沢にピッチ外での活動も希望している。同社担当者は「ここまで培ってきた精神面の強さや経験を伝える、講演会やイベントなどを企画させてほしいと思っています。スパイクなど商品開発のアドバイスなどもいただけたら最高ですね」。日本中がなでしこフィーバーで、24日にはリーグ戦も再開するとあって、今すぐの実現は難しいが、沢の世界的知名度と実績、そして経験は、あらゆる方面で注目されている。


