アウェー2連戦が、「長友抜き」の戦いになる。日本サッカー協会は5日、インテルミラノの日本代表DF長友佑都(25)の招集を見送ることを決めた。14年W杯ブラジル大会アジア3次予選のタジキスタン(11日)北朝鮮(15日)とのアウェー2連戦に出場する日本代表の国内組は同夜、成田空港から直前合宿地ドーハへ出発した。その直前に同協会とインテル側が話し合い、右ふくらはぎの炎症を抱える長友の招集を回避することを確認した。右膝半月板損傷のFW本田圭佑(25=CSKAモスクワ)も招集を見送った。過酷なアウェー戦に経験豊富な2人の柱を欠く試練となった。
直前合宿地ドーハに出発直前だった。成田空港で日本サッカー協会の原博実強化担当技術委員長(53)が報道陣に切り出した。「総合的に判断して長友の参加は難しいとなりました」。長友の右ふくらはぎに炎症がみられ、スパイクが履けない状態というインテルのドクターからの報告を受け、治療に専念させることにした。
長友は10月29日のユベントス戦で右ふくらはぎを打撲。今月2日の欧州チャンピオンズリーグのリール戦はメンバーから外れていた。最初の検査結果は軽度だったが、2回目の検査で同箇所に出血が確認された。肉離れの可能性が高い。
ドタバタの末の招集見送りだった。代表スタッフは午後4時の時点で長友の招集に支障がないと明かしたが、同6時には長友の搭乗便が変更される可能性を示唆。同7時すぎにホテルに到着した原委員長は「招集は微妙。ぎりぎりまで連絡をとりあっている」と話していた。その後、ザッケローニ監督らで話し合い、最終結論を出した。
アウェー2連戦は格下相手とはいえ、経験豊富な主力の招集が見送られるのは不安材料になる。タジキスタン戦の会場はピッチ状態が不安視され、北朝鮮戦は人工芝。タジキスタンにはホームで8-0で快勝したとはいえ、前回はFWが帯同していなかった。予選突破へ日本に試練が課せられた。【加納慎也】


