原因不明の体調不良でアルガルベ杯決勝などを欠場したなでしこジャパンのMF沢穂希(33)が12日、兵庫県内の病院で検査を受け「良性発作性頭位めまい症」と診断された。所属のINAC神戸が発表した。

 「良性-」は耳の奥にある三半規管内のリンパ流が乱れたことで起こるめまいで、個人差によるが自然治癒で1週間から1カ月で完治するという。沢は特に薬も処方されず、めまいさえ治ればすぐにでも練習再開も可能。15日、ホームズスタジアム神戸で行われる日韓チャンピオンシップは大事を取る見込みだが20日、鹿児島県立鴨池陸上競技場で行われる米・スカイブルーFCとの練習試合で復帰も可能という。

 沢はアルガルベ杯が行われたポルトガルでめまいなど風邪に似た症状を訴えていたが原因がはっきりしていなかった。沢は「めまいはしますが身体は元気なので、1日でも早く練習復帰がきるように療養したいです」とコメントした。