<東アジア杯:日本3-2オーストラリア>◇25日◇韓国・華城競技場

 日本代表アルベルト・ザッケローニ監督(60)が、新たな11人を試した。初戦の中国戦(21日)から中3日で臨んだオーストラリア戦は、スタメンを全員入れ替え、5人を新たに代表デビューさせた。指揮官は「全員をみることが大切。DFラインからのビルドアップ、MF陣も攻守とも体力を惜しまず、やってくれて満足」と、経験の浅いイレブンを気遣った。

 今大会初勝利は挙げたが、課題の1つだった守備ラインの新戦力探しは、この日も不発に終わった。鈴木と千葉がセンターバックでデビューしたが、2点リードを守れず、後半30分過ぎから連続失点し、一時同点に追い付かれた。

 28日には、中2日で伝統の日韓戦。ザッケローニ監督は「アジアトップの2チームの対戦で、いい試合ができればいいですね」と話した。新生ザックジャパンが、いよいよ正念場を迎える。