<アジアCL:川崎F2-1名古屋>◇準々決勝第1戦◇23日◇国立

 名古屋MF小川佳純(25)がプロ入り後初めて、思い出の国立のピッチに立った。名古屋の攻撃をけん引する背番号10は市船橋(千葉)3年だった03年1月の全国高校サッカー選手権決勝で、国見(長崎)を下す30メートル「日本一弾」をたたき込んでいる。それ以来となる聖地。思い出の舞台で、白星を手にすることはできず「勝ちたかったのが正直なところ」と悔しがった。

 ただ「また国立に帰って来るチャンスはある。決勝でまた戻ってきたい」。30日のホームでの第2戦で逆転4強入りを果たし、準決勝も突破すれば再びピッチを踏める国立への「再登場」を誓っていた。