ホーム初勝利を目指す札幌が、幸先のいいスタートを切った。

 前半15分、右サイドを上がってきたDFパウロン(25)から中央のFWナザリト(24)につなぎ、ナザリトがワンタッチパスでゴール前に流すと、FW都倉賢(28)がドリブルから左足ミドルシュート。ボールはゴール左隅に突き刺さり先制点が生まれた。

 同17分には元日本代表のMF稲本潤一(35)が約20メートルの位置から右足ミドルでゴールを狙うなど、札幌が押し気味に試合を進め、1-0で折り返した。

 後半12分、福岡はFW坂田大輔(32)のゴールで同点に追いつくも、札幌は同44分、福岡GK笠川永太(24)のミスキックをMF福森晃斗(22)がカットして、45メートルのロングシュートを決め、勝ち越した。そのまま逃げ切り、札幌が今季2勝目を挙げた。

 殊勲の福森は「枠に入ればと打ったら、入っちゃいました」と喜んでいた。