J2札幌が、ジュニアスクールを全道展開することが22日、明らかになった。20周年の来季、クラブ名を「北海道コンサドーレ札幌」に変更する第1歩として、この日、野々村芳和社長(42)とDF上原慎也(28)MF深井一希(20)が小樽市を表敬訪問。今後は同市をはじめ、岩見沢や釧路、函館などにも事業を拡大し、最終的には道内全179市町村に裾野を広げる。

 野々村社長は今後の展望として「より多くの街でスクールをやりたい。既に練習場を探している地域もある」と説明。小樽では屋内練習場の数、立地などを情報収集し、岩見沢では昨年の全日本大学選手権に出場した北海道教大岩見沢サッカー部と運営面で連係する構想も浮上している。01年に始まったスクールは現在、札幌2校と恵庭、旭川、室蘭の計5校。各地区協会の協力を得ながら、さらなる増加を目指す。