INAC神戸がMF澤穂希(36)のゴールで、白星スタートを切った。昨季リーグ戦6位からの優勝奪回を期す今シーズン。2-1で迎えた後半45分、MF川澄の左CKをニアに走り込んで頭で合わせ、ゴールネットを揺らした。「今年は貪欲に点を取りたい。試合が厳しい時に点を取れる選手でありたい。今日、点が取れたこと、勝てたことはうれしいですけれど、開幕がゴールではなくて、1年通して、いいチームに仕上がればいい」と、まだまだ満足していない。

 6月開幕の女子W杯カナダ大会では、男女通じて史上初の6大会連続出場を狙うが、前哨戦のアルガルベ杯では招集されなかった。なでしこジャパン佐々木監督も視察に訪れたが「(代表は)意識はしていません。とにかく今できること、コンディション良くやることだけです」。リーグ戦のプレーで代表復帰をつかみ取るという決意表明の開幕弾となった。