札幌が数的不利の中、貴重な勝ち点1を獲得した。前半15分のCKの際、ゴール前の競り合いでMF稲本潤一(35)が倒されて得たPKを、FWナザリト(24)が決めて先制。同26分に大宮MF横谷繁(27)に直接FKを決められ同点に追いつかれた。

 後半16分にDFパウロン(25)が背後からタックルし、一発退場処分を受けたが、残り29分を10人で守り抜いた。

 稲本は「前半は左サイドで前を向かれロングボールも拾えなかった。押し込まれる時間も長かったが、結果的に10人で同点にしたのは最高の出来」と振り返った。