3試合ぶりの勝利を目指す札幌は前半9分、MF古田寛幸(23)が、相手ボールをカットしてからドリブルシュートを放つも、ゴール右に外れた。

 東京Vは37分、MF中後雅喜(32)が直接FKを狙うも、ゴール上に外れた。

 前半は両チームともに決定機をつくれぬまま、0-0で折り返した。

 ハーフタイムで札幌バルバリッチ監督(53)は「全員で関わって、もっと運動量を増やしていこう」とゲキ。

 東京Vの冨樫剛一監督(43)は「もっとシンプルに早くボールを動かしていこう」と送り出した。

 後半15分、東京VはFW平本一樹(33)の右クロスを、MF南秀仁(21)がヘッドで押し込んで先制。

 札幌は同25分にFWナザリト(24)が右サイドからボレーシュートを決めて同点に追いついたが。その後、ゴールは生まれず、ドローに終わった。

 「選手はよく最後まで走ってくれた」と東京V冨樫監督。札幌バルバリッチ監督は「全体的に両チームとも動きが重く、妥当な結果」と振り返った。