J2札幌DF福森晃斗(22)が、今日19日水戸戦(札幌ドーム)での1ゴールと、今季初の完封勝利を掲げた。3月8日の開幕栃木戦ではナザリトの2ゴールの起点、同21日福岡戦では決勝ゴールと、今季ここまでの2勝を、自慢の左足で演出してきた。チームで唯一開幕7戦フル出場中のキーマンは「守備はゼロ、攻撃でも起点になるプレーをしたい」と意気込んだ。

 “勝利を呼ぶ男”が5戦ぶり白星に導く。18日の札幌ドームでの戦術練習では、同期櫛引が3バック中央に入り、自身は定位置の左DFでプレー。今季、左右DFでの共闘はあったが、並んでの先発は初。沖縄、熊本の両合宿で6週間同部屋で過ごし、アドバイスしあった22歳同士。「言いやすい間柄だし、お互いしゃべって、サポートしあいたい」と前を向いた。

 FKのキッカーとして「セットプレーで決められれば、優位に進められる。いいボールを入れたい」と、攻撃でもカギを握る。現在、道内リーグ無失点試合は99、J2でのホーム得点数は398。堅守で100無失点、得意のFKで400号を挙げ、ダブルメモリアルでの勝利につなげる。【永野高輔】