J2札幌MF荒野拓馬(22)が20日、次節24日アウェー徳島戦での2戦連続得点を目標に掲げた。前節群馬戦は、MF稲本からの絶妙なパスから今季初得点。2点目は「自分の力で打開して点を取れるようにしたい」と「自力弾」にこだわり、チームを2連勝に導く。

 1点では満足できない。初ゴールは、稲本のバックスピンをかけたピンポイントのロングパスが通った時点で、ほぼ相手DFを攻略。荒野自身「イナさんのボールが良かったので、ふかさず打つだけだった」と認めた。左右MFは守備の負担も多いが、サイドから切り込んでのシュートも持ち味。組織で崩す動きに加え、突破力や強力なミドルも披露し、相手DFにプレッシャーをかけていく。

 新パフォーマンスも頭に描く。群馬戦では得点後、都倉と並んで踊る小粋な「コラボショー」でサポーターを喜ばせた。「次も決めたら、自分でも何かパフォーマンスを考えていきたい」。昨年は6月14日横浜FC戦の初得点から3試合連続ゴール。1点決まると止まらない22歳が、徳島で歓喜の“あら踊り”を披露する。【永野高輔】