湘南は前半4分に先制も、ロスタイムに逆転弾を浴び6試合ぶりの黒星を喫した。

 1-0の後半9分、MF菊池の幻ゴールが天国と地獄を分けた。菊池のミドル弾はゴールラインを超えたように見えたが、地面からはね返ったボールがクロスバーに当たり川崎FのGKがそのままキャッチ。副審の判定はノーゴールだった。曹貴裁監督(46)は「ボールのスピードが速くて物理的に(副審が)見切れないのであれば、検証する時間を設けるべき。選手が納得できるような形をとってほしい」と私見を語った。得点が認められていたら敗戦しなかっただけに「監督人生の中でも忘れられない試合になる」と悔しさをにじませた。