ホームの札幌が先手を取った。

 前半41分、MF宮沢裕樹(25)が、右からのクロスを左足でワントラップ。右足ミドルシュートをゴール左に決めて、先制した。札幌は同44分にも、DF福森晃斗(22)の左クロスからMF前寛之(19)が折り返し、FW都倉賢(29)が左足ボレー。これは惜しくもゴール上に外れた。

 ハーフタイムでバルバリッチ監督(53)はリードを奪いながらも「中盤とディフェンスラインの距離をもっとコンパクトに。ボールロストをなくすこと」と厳しく修正点を指摘して、送り出した。北九州の柱谷幸一監督(54)は「守備に大きな問題はない。続けてやっていこう」と前向きな指示を出し、同点ゴールを狙った。

 後半31分、北九州は右サイドからのロングボールのこぼれ球を、FW渡大生(21)が流し込んで、同点に追いついた。試合は、そのまま終了し、ドローに終わった。札幌は6戦負けなし。北九州は5連勝を逃したが、5戦負けなしとなった。