鹿島が6シーズンぶりの6連勝を飾った。0-0の後半6分、MFカイオ(21)が先制弾。FW土居聖真(23)の右からの折り返しに走り込み、右足を合わせてゴール左に蹴り込んだ。均衡を破ると、側転からのバック宙で大喜び。「練習から高い意識で取り組めている。喜びが爆発してしまった」と振り返った。

 その7分後、たたみかけた。右クロスにFW金崎夢生(26)が右足を伸ばして合わせる。クロスバーにはね返されたが、GKを背に拾い、反転して右足で押し込んだ。こちらも2戦連発。後半39分にパスミスから失点したものの、同ロスタイム3分にFW赤崎秀平(23)が決めて突き放す。筑波大時代に師事した敵将の風間八宏監督(53)に、川崎F戦3連発となるゴールで成長を示した。

 これで6連勝。09年4~7月に達成した8連勝以来となる、連勝記録だ。就任後6戦全勝の石井正忠監督(48)は「勝てていなかった等々力(過去2勝2分け7敗)で、やっとフロンターレと良い形で戦うことができた。6連勝? あまり考えず、次も勝つことだけ狙います」と話した。