日テレが「2位対決」を制し、13日の次節首位INAC神戸戦に向けて、勢いをつけた。

 1-2で迎えた後半開始18秒。FW田中美南(21)の得点ランクトップに並ぶ今季9点目で追いついた。同7分には途中出場のMF籾木結花(19)が左足でゴール。同17分にはMF中里優(21)、同24分には再び籾木が加点して5-2とした。

 先月のU-19(19歳以下)女子アジア選手権の女子日本代表「ヤングなでしこ」の一員として優勝に貢献した籾木は「アジアでは点をとることができなかったので、まだまだです。ハットトリックしたかった。イワシさん(岩清水)、夢穂さん(阪口)、ありさん(有吉)たちに引っ張ってもらうだけではなく、自分たちがチームを引っ張る気持ちでいきたい」と力強かった。同じく優勝メンバーのDF清水梨紗(19)も「アジアではフィジカルの強い相手にも、負けないんだぞっていう気持ちを学んだ。次はINAC神戸戦ですが、チャレンジャーなので思い切りいきたい。相手の左サイドバックの鮫島さんには攻め勝ちたい」と意気込んだ。

 この日は21歳のMF中里優が2得点1アシスト、19歳の籾木も2得点1アシストするなど、若い力が勝利を呼び込んだ。