J2札幌が来季、新人選手を獲得しないことが11月30日、分かった。札幌U-18からの昇格が07年以来9年ぶりにゼロとなることは決まっていたが、他の高卒、大卒も獲得しないのは、98年以来18年ぶりとなる。

 来季は徹底した即戦力重点補強で、J1昇格の可能性を、より高める。13年から今季までの3シーズンは、選手を育成しながら強化するコンセプトで、ユースからも継続して昇格させてきた。雪辱の16年は、ユース昇格はお預け。高卒、大卒新人選手も、99年にGK藤ケ谷、MF河村、佐賀を獲得して以降、一貫して続けてきたが、厳しく精査した結果、獲得を見送る方針となった。

 ただし、ユースから大学に進学した選手とは継続して情報交換し、大学での成長度合いなどを加味しながら、卒業後の獲得も見据えていく。